米歌手べいかしゅマドンナがニューヨーク市しブルックリンでのコンサートの開始時間かいしじかんを２時間遅じかんおくらせたとして、チケット購入者こうにゅうしゃ２人ふたりから訴うったえられていることが分わかった。法廷記録ほうていきろくで明あきらかになった。

マドンナに対たいする訴訟そしょうは１７日にちにニューヨークで提起ていきされ、ＣＮＮが１８日にちに情報じょうほうを入手にゅうしゅした。虚偽広告きょぎこうこくや不当表示ふとうひょうじがあったと訴うったえる内容ないよう。チケット上じょうでは先月せんげつブルックリンのバークレイズ・センターで行おこなわれたコンサートの開始時刻かいしじこくを午後ごご８時半じはんと宣伝せんでんしていたが、実際じっさいには全ぜん３夜やとも午後ごご１０時半過じはんすぎのスタートとなった。

訴訟そしょうでは、コンサート参加者さんかしゃの大半たいはんは午前ごぜん１時じすぎに会場かいじょうを後あとにすることになり、多大ただいな不便ふべんが生しょうじたと主張しゅちょう。利用りようできる公共交通機関こうきょうこうつうきかんや配車はいしゃサービスは限かぎられ、交通機関こうつうきかんの割高わりだかな深夜料金しんやりょうきんを払はらわざるを得えない状況じょうきょうだったと述のべた。

さらに、週末しゅうまつのコンサートに参加さんかしたチケット保有者ほゆうしゃの多おおくは翌日よくじつ、出勤しゅっきんや家庭内かていないの仕事しごとをこなすため睡眠時間すいみんじかんを削けずらざるを得えなかったとも主張しゅちょうした。

訴訟そしょうはマドンナのほか、ツアーの運営うんえい・宣伝せんでんを担になったライブ・ネーション・ワールドワイド社しゃ、ライブ・ネーションＭツアーズ社しゃ、会場かいじょうと取引とりひきがあるブルックリン・イベンツ・センター社しゃを被告ひこくに挙あげている。

提案ていあんされている集団訴訟しゅうだんそしょうの原告げんこくには、マドンナの米国べいこくツアーのチケットを保有ほゆうする人ひとなどが含ふくまれる。原告げんこくは裁判さいばんで損害賠償額そんがいばいしょうがくを決定けっていするよう求もとめている。

訴状そじょうには「コンサート開始かいしが午後ごご１０時半以降じはんいこうになることを知しっていたら、原告げんこくや他ほかの集団訴訟参加者しゅうだんそしょうさんかしゃはチケット購入こうにゅうに同意どういしなかったはずだ」との文言もんごんもある。